白山ジオパーク認定ジオガイドになるには

簡単に答えると？簡単ではありません…

第一歩：「白山検定」合格

白山ジオパークガイド（略して「ジオガイド」）の認定を受けるのは容易ではありません。試験範囲は広く、幅広い知識を徹底的に学習し、その過程を通して有能なガイドとしての能力を証明する必要があります。

講座は大きく分けて2つのパートに分かれています。1つ目は白山検定に合格すること、2つ目は白山ジオパーク講座の受講です。どちらも並行して受講することも、準備することも可能です。受講期間と学習量に関しては、大学レベルの1学期講座とほぼ同じです。

日本における「検定」という言葉は、広義には資格試験、あるいは技能検定試験を指し、日本には様々な分野にわたる無数の検定試験があります。白山検定は、白山ジオパークの公式ジオガイドを目指す人にとって必須の資格であり、自然科学、地質学、そして白山ジオパークの特質に関する知識を評価するために設計されています。この厳格な試験は、十分な知識と熱意を持った人材だけが、白山ジオパークを代表する認定ガイドとなることを保証します。

試験準備には、人によっては数ヶ月、場合によっては数年かかることもあります。最初は合格できず、合格するために何度も受験する人もいます（そもそも合格できるかどうかは別として）。試験準備には、地質学、生態学、白山ジオパークの特質に関する教科書など、関連する教材をすべて読んで学習することに加え、白山ジオパークが主催するワークショップやセミナーに参加することも含まれます。これらのワークショップやセミナーでは、試験特有のトピックを取り上げ、経験豊富な他のジオガイドと交流する機会も提供されます。

試験は複数のセクションで構成されており、各セクションは公園のさまざまな側面と地質学的重要性に焦点を当てています。

• 地質学的特徴: このセクションでは、公園の地質学的構成、岩石の種類、歴史的意義に関する理解がテストされます。

• 生態系: 候補者は、さまざまな生態系や保全活動を含む、白山ジオパーク内の動植物に関する知識に基づいて評価されます。

• 文化的および歴史的背景: ジオパーク内の文化遺産と歴史的建造物を理解し、公園の歴史的物語を効果的に伝える能力を示すことは、どちらも研究の重要な側面です。

試験自体は日本語で実施され、年に1回のみ実施されます。合格には80%以上の得点が必要で、不合格者は翌年まで再受験を待つしかありません。試験は100問の多肢選択式で、受験者は1時間20分で解答する必要があります。

次のステップ：白山ジオパーク認定ジオガイドになる

「検定」に合格するのはほんの始まりに過ぎません。白山ジオパーク認定ジオガイドになるには、まだいくつかのステップがあります。

研修プログラム

白山検定合格に加え、受験者は白山ジオパークが実施する6ヶ月間の研修プログラムを修了する必要があります。このプログラムでは、ツアーガイドの技術、コミュニケーション方法、緊急時の対応手順といった実践的なスキルを習得します。研修は通常週1回ですが、場合によっては週2回行われます。

実地経験を積むため、学生は経験豊富なジオガイドに同行し、ガイド付きツアーに参加し、監督下で訪問者と交流します。こうした実践的な経験は、新人ガイドのスキルを磨く上で非常に貴重です。

研修と実地研修を終えた候補者は、最終評価を受けます。最終評価は対面式面接で行われ、4名の面接官または試験監督官から様々な質問を受けます。この評価では、実践的な知識、コミュニケーション能力、そして実際のガイド業務への対応能力が試されます。また、白山の数多くの観光名所のいずれかを案内する具体的な事例を演じる5分間のロールプレイングも含まれます（候補者は、紹介するトピックや場所を選択することはできません）。

最終審査に合格した受験者（白山検定にも合格）には、「白山ジオパーク認定ジオガイド」の称号が授与されます。この資格により、公式ツアーの実施、公園内の地質・生態系の素晴らしさに関する訪問者への説明、そして保全活動への貢献が可能になります。

結論

KASUMI Naturals Tours and Experiencesのツアーをお選びいただくと、白山ジオパーク認定ガイドがご案内します。単に「ローカルガイド」を目指して独自のツアーを企画するガイドではなく、白山ジオパーク認定ジオガイドがご案内します。認定ジオガイドは、献身的な努力、トレーニング、幅広い知識、そして実践的な経験が求められる、名誉ある資格であり、政府発行の資格です。

この認定資格を持つツアーガイドは、ユネスコ認定ジオパーク・生物圏保護区に指定されている日本有数の自然遺産を守る責任を担うと認められています。白山ジオパークガイドを雇えば、最高のサービスを受けることができます！